健康を保つ上で、食事はとても大切だと私は思います。

この頃の私の悩みは大切な食事が美味しく感じられないことでした。味覚の変化の症状だけは全く良くなる気配がありませんでした。

言い方は悪いかも知れませんがただでさえ、病院の食事は決して美味しいとは言えないと思いますが、味覚の変化のせいで、更に食事がまずく感じるようになっていました。

私は妻にお願いして、醤油やソース、ケチャップなどいろいろな調味料を持ってきてもらっていました。

これらの調味料を駆使して何とか病院の食事を食べる努力をしてみましたが完食する事はなかなかありませんでした。

看護師さんへの食事の後の報告も、この頃はいつも「半分くらい」と答えていました。

しかしこの頃、1階の売店には毎日のように通っていました。

味覚の変化で、何故か甘いものを好むようになってしまった私は、チョコレートやカリントウ、煎餅などを好んで食べていました。

特にお気に入りは『ぶどうパン』でした。

しかしぶどうパンは数に限りがあって売り切れてしまう事も多々あったので私は売店の方に特別にとっておいてもらったりしていました。

長い間入退院を繰り返しているとそれなりに顔が利くようになっていたからです。


これは私の考え方ですが、私と同じ病気の方やそのご家族の方達の中には食べるものに気を使って、病院食以外は食べないし食べてはいけないと考えている方が実に多いと思います。私は『生きるために食べたいものを食べたいだけ食べる』と言うスタンスで闘病生活を送っていました。

人間、『食べてナンボ』だと思います。

普段の食事で口から食べる事によって体力がつき、元気な体になっていくのだと思います。

逆に食べなければ体力が無くなり免疫力が下がって、病に蝕まれてしまうのだと思います。

その観点から考えると、病院食が食べられないからと言ってそのまま自分を『放置』する事など、全く考えられませんでした。それが良いとか悪いとか、私には関係ありませんでした。


この時期、甘いものが多かったせいか、私の体重は増え始めていました。

40キロ前後をウロウロしていたのが一気に『44キロ』まで増えました。


増え方が良いか悪いかは別として、末期がん患者の体重が増えると言う事は決して悪いこととは思いませんでした。





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