腹水がたまる経験をした事がありました。。。これが余命宣告を受けた末期がん患者の現実かと酷く悲観的になってしまいました。
待ちに待った退院の日の朝、天気は最高の小春日和でした。
病室の窓からいつも見ていたみかぼ山もこの日はいつになくクッキリと見えていました。『これからまた頑張って行こう!』そんな気持ちにさせてくれる天気でした。
そんな矢先、家で過ごしていると腹の張りを感じました。
『もしかして・・・、腹水?! まさか・・・。』
足もむくみはじめ、自分なりにこれは腹水が溜まって来ているのではないかと考えました。
そしてまた同時に、腹水がたまる症状は、ガンの末期症状だと言う事も本などを読んだ中でいくらかの知識として持っていました。
『腹水かも?!』と言う事を意識しだすと、不安で不安で仕方が無くなってしまいました。
すぐさま病院へ行き、主治医に診てもらうとやはり腹水の症状だという事で、そのまま緊急入院となりました。
↑治療に使用する薬品の使用同意書です。(クリックで拡大)
今自分に起こっている症状はやっぱり腹水なんだ。。。
ガンの末期に現れる事が良くある腹水なんだ。。。
余命宣告を受けたオレの癌はやっぱり進行していたんだ。。。
この時ばかりはもう、この病院から生きて帰る事は出来ないのかと考えてしまいました。
しかし、しかしです。。。
神様は私の事を見捨てはしませんでした。
何が功を奏したのか正直解りませんが、主治医が行ってくれた治療、そして自分なりの『代替療法』、いろいろなものが上手くかみ合って腹水の状況を乗り越えられたのだと今でも思っています。
ある意味不思議な体験、不思議な出来事でした。
- 次のページへ 97:山頂から想いを巡らす