肺ガンだった父、そして胃ガンだった兄…

私は肺ガンで亡くなった父、そして胃ガンで亡くなった兄の事をふと考えながら病室に戻り、私はもう一人大事な人に連絡をしました。

この闘病記でも何度かお話しした、健康食品を探してくれた友人、いや・・・、『命の恩人』と言った方が良いかも知れません。

21-10
伊藤さんにチューブが抜けた事を連絡しました。

「本当?! 良かったねぇ! 良かったよ!」

伊藤さんもとても喜んでくれました。


正直な気持ちとして伊藤さんが探して来てくれた健康食品を飲もうと思ったのはもちろん伊藤さんへの大きな信頼の元と言う事が大前提ですがこの健康食品を飲む事で、上手く行けば癌の進行が遅くなり願わくば1年でも2年でも生きられればと思ったからでした。

少しでも長い時間、生き延びられる事で、仕事や私生活の身辺整理が出来、家族の負担が減らせられればと考えたからです。


その夜ベッドの中で、私はまた、肺ガンで亡くなった父、そして胃ガンで亡くなった兄の事を思い出していました。

父は肺ガンで亡くなりました。69歳でした。

父が息を引き取る前、私はまだ当時幼かった子供達3人を連れてお見舞いに行きました。

父のベッドのそばで「じいちゃん」と子供達が声をかけていた事を覚えています。

父も言葉は出せませんでしたが「うん、うん」とうなずいていました。

その日、私達が自宅に戻ったと当時に急変の連絡が入りすぐにまた病院へ向かいましたが最期を看取る事は出来ませんでした。

私は父の手に触れてみました。まだ温かかったのです。

色々なことが頭の中を駆け巡りました。


子供の頃、父が私と兄を自転車の前と後ろに乗せて銭湯に連れて行ってくれた事。

銭湯から出ると隣りにあったお店でいつも私が大好きなジャムパンを買ってくれた事・・・。

父との楽しかった思い出、父への感謝の気持ちばかりが出て来ました。

今でもあの時、本当に久しぶりに触った父の手の温もりを覚えています。


兄は胃ガンと診断され、その日のうちにいきなり余命宣告を受けました。

この時はあまりに突然の事だったので本当に驚きました。

兄には胃潰瘍と言う事で胃ガンと言う事は告知しなかったため、私含め家族は、兄に胃ガンと言う事を悟られない様、神経を使いました。

「先生、何か良い治療方法は無いのですか?兄を助けて下さい。」

私は何度も兄の主治医に詰め寄りました。

しかし主治医は医学書をめくりながら「方法はありません。」と言うだけでした。

しかし私は諦めきれず、兄を助けるために健康食品やサプリメントなど、ガンに効くと言われるものを探し回りました。

その中でも良さそうなものは、病院の治療と併用で兄に飲んでもらったりしました。

ある日の朝、仕事の打合せに兄の病室へ行きました。

その時兄はおふくろの手を借りながら歯を磨いていました。

その後私は兄の目がいつもと違う事に気が付きました。

何と表現して良いのか分かりませんがいつもの兄の目とは違っていました。

打合せ後、私は病室を出て仕事場へ向かいました。

到着すると同時に急変の電話が入りました。

私はすぐに高速道路を走り病院へ向かいました。

しかし間に合いませんでした。

私は小さいころから兄が大好きで尊敬していました。

そんな兄がこの世から居なくなってしまった事が受け入れられず、頭の中が混乱してしまいました。

私は父と兄をガンで失った事をキッカケに、ガンに良い(効く)ものを事あるごとに調べるようになりました。

この世の中には、『何か良いものが必ずあるはずだ。』と信じ続けていました。

そんな事が結果的に、良い健康食品と出会うキッカケになったのではと思っています。

そしてそれが医学界でもごく稀な【末期がん克服】に繋がったのだと思っています。


また、おふくろより先に逝く事は絶対に出来ないとの強い信念も功を奏したのではと思っています。

おふくろは父と兄の最期を看取りました。

夫と長男をガンで亡くしたおふくろの無念は計り知れないと思います。

その上に私の肝臓ガン、しかも末期の肝臓ガン。

絶対に死ぬわけには行きませんでした。

途中、何度も気持ちが折れそうになりましたし、諦めそうにもなりました。

しかし何としても私だけはおふくろのために生きなければと自分に言い聞かせていました。


もうこれ以上悲しい思いはさせたくなかったし、少しでも元気になっておふくろを安心させたいと言う気持ちをいつも持っていました。




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