私は幸運にもガンに勝って、ガンを克服し、再び自由の身になるまであとほんの少しというところまで来ていました。


チューブの接合部分を外してから2日経ちました。

私の体調は特に変化が無く過ごす事が出来ました。

何となく焦っているような、早くチューブを外してほしいと言う気持ちが強かったのでしょう、私はしょっちゅう喫煙所に行ってはタバコをふかしていました。

今思い出してもこの時の事はあまり覚えていません。


2日経った午前の回診時、主治医が看護師さんを連れて病室に来ました。

「熱も出ない様で、体調も良さそうですね。これから大元のチューブを抜きましょう。」


私にとって『待ちに待った』言葉でした。

私はこれからどこか別の部屋に移動して抜くのだと思い、早速ベッドから降りようとしました。

「笹野さん、ここで抜きますからベッドに横になって下さい。」

「エッ?!ここで抜くのですか?」

「そう。」

実にアッサリとした返答でした。


私は主治医の言う通りベッドの上で横になりました。

すると私の身体の中に入っていた大元のチューブは主治医の手によってあっという間に抜けてしまいました。


『ああ~っ・・・。』何とも言えない開放されたような気持ちになりました。


1年8ヶ月もの間、このチューブには本当に悩まされて来たので『最後』があまりにもあっさりしていてあっけない感じさえ覚えました。

「笹野さん、本当に良かったですね。」 主治医と看護師さんが言ってくれました。

「ありがとうございました。」


今まで胆管を塞いでいた癌の腫瘍が小さくなって胆管が正常に戻りチューブを抜く事など以前主治医が言っていたように『医学会に於いて例が無い』ことなのかも知れない。


とにかく私は『ガンに勝って、ガンを克服し、再び自由の身になった!』その事がとても嬉しく思いました。




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