私は病院から自宅へ向かう途中、ふと久し振りにセリ採りへ行ってみたいと思いました。

二度ともう行く事は出来ないだろうと考え、妻と伊藤さんを誘って行ったセリ採りから丸2年。

血液検査の結果も問題ナシと分かった今、本当の意味での闘病生活との区切りをつけたかったのかも知れません。


私は家に着くなり妻を誘い、その足でセリ採りへ向かいました。

とても天気が良く清々しい日でした。

到着するなり私達はセリ採りを始めました。

いろいろな気持ちがまわっていて、夢のようでもありました。


二度と来れないと思っていた場所へ来て、二度と出来ないと思っていたセリ採りを妻とまたする事が出来ました。


これから先、私達家族は春夏秋冬それぞれの季節の中で、山菜採りやキノコ狩りをはじめ、いろいろなところにも出かける事と思います。

病気になって思う事、それは今まで元気で暮らしてきた時のように【普通の生活が何よりも幸せなんだ】と言う事でした。


それをこれからも忘れずに日々を送って行こうと思います。

そしてまた、私のこの経験が同じ病で苦しまれている方々の希望や勇気に繋がるのであれば私は、少しでもそのお手伝いが出来たらと思っています。


人生の再出発です。


 【完】



笹野富美夫



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