久し振りの我が家・正月、アルコールは飲めず

私の居た4人部屋の病室は、1人の患者さんを残し、私を含めて3人がそれぞれの我が家で正月を迎えられる事になりました。

我が家に帰れる大晦日、天気予報では雨か雪が降ると言っていました。

朝食の時間、外では予報通りみぞれ混じりの雪が降り始めていました。


他の2人の患者さんは朝食を済ませると早々に家へ帰って行きました。

私も少しでも早く帰りたい気持ちでいっぱいだったのですが私は決められた本数の点滴が終わらないと帰る事が出来ませんでした。


私は点滴を受けている間、窓からみぞれ混じりの雪を見ながら今年1年を振り返っていました。

去年の大晦日は例年通り、年越しそばは、秋に採ったキノコを使ったキノコ汁で食べ元旦はニューイヤー駅伝を皆で観戦しに行き、楽しい正月を過ごしました。

あの頃が懐かしくさえ、感じました。

あの時からたった1年、たったの1年で大きく変わってしまいました。

『わずか1年でこんなにもいろいろなものが変わってしまうのか。。。』

肝臓がん、それも余命3ヶ月の宣告まで受けてしまったのですから。

しかし、その『余命3ヶ月』をこの時既に、2倍も3倍も過ごしていました。
自分自身の【直感】を信じて実践してきた事で、先生は絶対無理だろうと考えていたに違いない2004年を最後まで生きる事が出来たのです。


私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。


ふと点滴台を見ると、最後の点滴も終わりかけていました。

しばらく待って点滴が終わり、看護師さんに針を抜いてもらいました。

『これでやっと家に帰れる!』
私はすぐに妻に連絡をしました。

妻が来る時間に合わせて、私はひとり病室に残る患者さんに声をかけ病室を出ました。

廊下を歩きながら何気なく他の部屋を覗いてみると、意外に多くの患者さん達が残っていました。

外へ出てみると、うっすらと雪化粧になっていました。

いつもだったら、寒さですぐに建物内に入ってしまうのですがこの時はきっとウキウキしていたのでしょう・・・、妻が来るまで外に居る事が出来ました。


妻の車が私の目の前に停まりました。

「雪の中の運転は危ないから俺が運転していくよ。」

私の運転で帰りました。


自宅に到着するとおふくろが私の姿を見て「大丈夫かい?」と声をかけて来ました。

「ありがとう。大丈夫だよ。明日はニューイヤー駅伝観に行こうか?!」

おふくろは毎年ニューイヤー駅伝を楽しみにしているのを知ってたので聞いてみました。

「そうだね。でもたまにはテレビで観るのも良いかな。お前が元気になったらまた連れて行ってもらうから。」

逆に気を使われてしまいました。。。


犬の『ハナ子』も久々に私に会い、嬉しそうにジャレていました。

愛犬のハナ子|肝臓がん末期闘病記

↑愛犬『ハナ子』です。
我が家ではお馴染みの[ライオンカット]したての写真です。ハナ子は数年前に【家出】をしたまま帰って来ません。。。




そんなハナ子との『ご挨拶』もそこそこに、私は家の中へ入りました。

妻が心配していた通り、病院の環境とはやはり大きく違いました。

病院の中では、どこに行っても暖房が効いていて暖かでしたが家では、当たり前の事なのですが暖房の無い部屋はとても寒いです。

私は風邪を引かないようにと人一倍気を使いました。


しばらくすると子供達が孫を連れてやって来ました。

いろいろな話しをして久々に笑顔で盛り上がりました。

その時、長女に2人目の子供が授かったと聞き、出産予定日は翌年の6月10日前後との事でした。

「お父さん、産まれて来る子供のためにも早く元気になってね。」


今では私の孫達は総勢6人にもなりました。|肝臓がん末期闘病記


私は更に生きる勇気が湧いてきました。

産まれてくる孫のためにも絶対に癌に勝ってやると心に誓いました。


話しの途中、妻がビールを持ってました。

私もちょっとだけ、ビールを口にしてみました。

今まであんなに美味しく感じていたビールが非常にまずく感じました。

『やはり肝臓がアルコールを受け付けないのだろうか・・・。』

ちょっと楽しみにしていたビール・・・、私は諦めていつものお茶を飲む事にしました。


それでも久しぶりの我が家で家族といろいろな話しをする事は私にとってとても大きなリフレッシュとなりました。

主治医の粋な計らいで本当に楽しい正月を過ごす事が出来ました。


※これは余談ですが、この時まずく感じたビールやお酒、癌を克服した今は、元通り『美味しく』感じられるようになり、毎晩美味しく飲ませてもらっております。。。





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