久々に『休日』を楽しむ

この日は私の一言で急きょ、孫を連れて遊園地に行く事になりました。久々に休日を楽しむことが出来ました。

我が家では当時、孫達と遊ぶ『コース』がある程度決まっていました。


ミニ動物園 ⇒ 山道を散歩 ⇒ キノコ狩り


このようなコースがありました。

しかしこの時は4月中旬。

とてもとてもキノコ狩りには早い季節でした。


そして外出すると、そうしても気になってしまうのが《胆汁》です。

以前にも御紹介しましたが、私は当時、このように胆汁の容器をショルダーバックに入れて外出していました。

他の人から見えないのは良いのですが、もちろん、自分からも見えません。マメに確認するしかありませんでした。

胆汁容器
外出した先はまず『ミニ動物園』。
孫は大喜び、大はしゃぎでした。私の願い通りで私も大満足でした。

孫のそんな姿を見られるだけで私はとても幸せな気持ちでいっぱいでした。


さて、《いつものコース》で行くと次は『山道の散歩』です。

「じいちゃん!散歩!散歩行こう!」と言われなければ良いがと思っている矢先、やっぱり孫は散歩に行きたいと言い出しました。

一緒に歩いてあげたい気持ちはもちろんなのですが当時の私の体力では、すぐにバテてしまう事は目に見えていました。


「ごめんね。じいちゃんがもう少し元気になったら一緒に登るから今日は下の道を歩いて行こうね。」
そう言ってこの日は下りの道を歩きました。

春先の景色はキノコ狩りの季節(紅葉時期)とはまた違った美しさがありました。

私にとってこの日がその年初めて《気持ちが良い》と思えて感じる事が出来た日になりました。

32-1
しばらく歩くとタラの木が数本生えているのが目に留まりました。

その木の枝先にちょうど食べごろの『タラの芽』が出ていました。タラの芽の天ぷらは娘の大好物です。

「ホラ!あそこにタラの芽があるよ!」

「どこどこ?」

「ほら!あそこだよ!」

「あった!ホントだ!美味しそう!」


みんなで声をあげながら探しあいました。

私はどうしてもみんなにタラの芽を食べさせてあげたかったので体力的には既に限界近かったのですが車まで戻り、常時トランクに積んである山菜採り用の道具を取って来ました。

「お父さん大丈夫なの?危なくない?」

私がタラの木の根元へ行きタラの芽を採ろうとすると妻が言いました。

「大丈夫、大丈夫!あれ位の高さだったら問題ないよ。」


そういって私はタラの芽を採り始めました。

しばらくするとそれなりの量(数)になっていました。

妻も娘も孫も私が持っている袋をのぞき込み、
「わぁ~!いっぱい採れたねぇ!」

「早く帰って天ぷらにしよう!」

「そうだね!」


やはりみんなの喜ぶ顔を見るととても嬉しく思います。

体力的にきつかったのですが頑張って採った甲斐がありました。

山道も休み休みではありましたが、何とか歩き切る事が出来ました。

私はとにかく久々にみんなとこうして過ごせている事に大きな幸せを感じていた事を良く覚えています。




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