ちょうどその頃、私の足がむくみ始め、とても気になっていました。

靴はおろか、スリッパまでも履く事が出来ない程、足がむくんでしまいました。

ワンサイズ上のスリッパを新たに買ってきてもらって履いていました。靴下を履くのも大変でした。

スリッパが履けない程の浮腫みになってしまっていたので、靴下のゴムを無理矢理伸ばしたり、時にはハサミでゴムの部分を切ったりして履いていました。


そんなある日、妻が私の浮腫んだ足にピッタリな履物を探して来てくれました。

足の甲の部分がマジックテープになっているサンダルでした。

主治医に足のむくみについて相談すると、主治医は利尿剤を処方してくれました。

しかし、利尿剤は肝臓に負担がかかるらしく、私は肝臓ガン患者ですから、1錠の錠剤を4分の1にして飲むように言われました。私は早速利尿剤を飲み始めました。

しかし数日経っても足のむくみは一向に治まりません。

主治医は、点滴の本数を1日4本から2本にして、様子を見る事になりました。すると今度は足のむくみの他に、胆汁の色が急に変わりました。

点滴の量を変えた事とは直接関係無いとは思いますが、普段は『黄色いビールのような色』の胆汁が、この時は『薄暗い緑がかった色』でした。

その日の午前の回診時、主治医も胆汁の色の変化に気付き、通常の点滴の他に、抗生剤の点滴が追加となりました。

私も妻も、ガン関係の本を数冊は読んでいたため、『むくみ』や『胆汁の色の変化』などが、ガン患者にとって決して良い方向ではないと言う不安を強く抱いていました。

また癌の進行とは別に、わき腹から出ているチューブの接合部分からくる痛みも当時、とても辛く思っていました。

肝臓がんの末期、そして、余命3ヶ月の宣告から1年が過ぎていたこの頃、チューブが身体から抜けないように何ヶ所も縫って固定されていました。

その糸も1年も経ってくると頻繁に切れる事が多くなりました。

その度に麻酔を打っては何度も縫い合わせていました。

そんな私のわき腹の皮膚はただれて火傷のようにケロイド状態になっていました。

そのため、皮膚はかなり敏感になり、少しの事でも激痛が走るようになっていました。

主治医に話すと主治医は痛み止めを処方してくれました。

私は服用してみたものの、残念ながらほとんど痛みは治まりませんでした。


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