転院の準備を進める

***** 1999年(平成11年)4月 *****


私は家に帰る車の中で、
『このまま病院を紹介してくれた先生のところに行って話しをしなければ。』と思い、
家には直接帰らず、先生のいる個人病院へと向かいました。


病院へ着くと受付の方に先生と話しがしたい旨伝え、受付けの方はすぐ先生を呼びに行ってくれました。

しばらくして先生が来てくれました。

『兄がくれぐれも宜しくと言っていました。そして明日、兄を連れて病院へ行こうと思います。』

『そうですか、明日ですね。私からも院長に話しておきます。』

『本当にいろいろとありがとうございました。』

そんな内容の会話をしました。


その後私は家に帰るとすぐ、いつも兄とコーヒーを飲む場所に座り、ひとりコーヒーを飲みました。

何か、ようやくホッとした思いでいっぱいでした。


一息ついた後、私は義姉に電話をし、
兄貴が病院を移る事を了解してくれたので早速、明日の朝から外泊許可と取って来た事、
明日の朝、一緒に病院へ兄を迎えに行き、そのまま転院先の病院へ行く予定である事を伝えました。



おふくろと妻にも伝えました。

その夜、義姉から兄が入院している病院へ行って先に身の回りの整理をしてきたと電話がありました。


私は、これで病院を変えればきっと兄は何か良い治療が受けられるだろうと思っていました。

14:転院当日


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