造影剤の恐ろしさを実感する

気が付くと病室が変わっていました。

4人部屋から個室に移されていました。

ふと目をやると妻がベッドの脇の椅子に腰かけて私を心配そうに見ていました。

さっきまでの私の【異常な】状態も落ち着いたらしく、
私は身体をグルグル巻きにしてもらっていた電気毛布を取ってもらい、普通の毛布だけにしてもらいました。



「良かった、意識が戻って・・・。お父さん、一体何があったの?
あんなに急激に体調が変わるなんて絶対におかしいよ・・・、検査で何があったの?」

「オレにも良く分からないよ。造影剤を3回入れて検査しただけだよ。。。」

「エッ?!
造影剤を3回も入れたの? あの先生、一体何考えてるの?!
お父さんにもしもの事があったら絶対に訴えてやる・・・。」


私はその時造影剤がどんなものか良く分かっていませんでしたが、
元看護師の妻からすると
造影剤を【3回】も人体に注入する事の怖さと副作用の恐ろしさを良く分かっていたのだと思います。


私はその時初めて、【薬の副作用の怖さ】を経験しました。

薬ってこんなに怖いものだったのだ・・・、素直に思いました。



検査が終わった際、落胆と憤りを収めようとタバコを吸いに行こうと思ったのですが
妻に止められて本当に良かったと思いました。

もしあのままタバコを吸いに行っていたらどうなっていた事だろうか。。。
考えただけでも胸をなでおろす気持ちでした。


また、それはそうと、胆管を広げる手術が不可能と判った今、
要らぬ体力、要らぬ免疫力を多く使ってしまったので
私はとにかく一日でも早く自宅に戻り、落ち着いてまた、食事管理と健康食品を飲み、
それこそ一日でも早く体力・免疫力を回復したいと考えていました。






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余命3ヶ月の宣告から克服までの末期がん闘病記

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