肝臓移植と心の葛藤

翌日の朝、私は妻に昨夜の出来事を話しました。

「何とも言えなく肝臓が気持ち良い感じだったんだよ。
このまま肝臓に良い食事を食べながらこの健康食品を飲み続けていれば
肝臓がんが治るかも知れないと本気で思っているんだ。」

「うん、そうだね。そうなると良いね。
いや・・・、そうならなければダメだよ。」

妻はうなずきながら言いました。


 

妻とそんな話しをした後、私は何気なくテレビを観ていました。

その横には私が以前飲んでいた2種類のサプリ(健康食品)が並んで置いてありました。


それを見ていたら、1ヶ月前、3月初めの入院当初の事が思い出されて来ました。


私は最初、肝臓がんの治療のため、抗がん剤を受ける予定になっていて
その抗がん剤治療の副作用を出来る限り抑えたいと言う気持ちと
身体の免疫力を高めるために、それらを飲んでいました。


飲み始めた最初の頃こそ、肝機能の数値が下がり
改善方向に向かっていると思ったものの、
その後すぐに数値は一気に上がり始めてしまいました。


私はその2種類のサプリに多大な期待を寄せていただけに
数値が上がり始めた時は大きなショックを受けてしまいました。


 

しかし、そんな事があったからこそ、自分からアクションを起こし、
結果的にもっと信じれそうな健康食品に出会えた訳なので
それはそれで必然的な事だったのかも知れません。


ただ、テレビ横に置かれたその2種類のサプリに関しては
その後も飲む事はありませんでした。




また、私はそんな『体験』をしてしまった事で
新たな悩みと言いますか、葛藤を抱えていました。


昨夜感じたあの肝臓の心地良さ・・・、それを頼りに
私は何の指針もありませんが、自分のこの直感を信じ、
その健康食品と、毎日の食事の栄養バランス摂取に全てを賭け、
肝臓移植は止めようかと言う考えです。


ただこれは自分の命がかかっている事なので相当の勇気が必要となります。


仮に肝臓移植を止める決断をしても
その後の大学病院への対応もそれ相応に大変だと思います。


 

肝臓移植を受けるか否か、
決断までに1週間しか時間はありませんでした。




1日、2日、3日と時間ばかりが過ぎて行きました。

その数日間、私は何を考えてどう生活していたのか
全く思い出す事が出来ません。


 

そのくらい、頭の中では考えて悩んでいたのだと思います。



しかし、そんな時でも妻は私に肝臓に良いとされる食事、
そして野菜ジュースも毎日作ってくれました。

健康食品を飲むときも、いつも私の隣りで見守ってくれていました。


私はその健康食品と妻の気持ちを一緒に飲み込んでいるようでした。。。


 

妻のそんな行動が私の大きな心の安らぎになっていました。



 




 

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