突然意識を失う

私は応急室で点滴を受けながら、妻が持ってきてくれたスポーツドリンクを
ひたすら飲み続けていました。

2本目の点滴を受けている途中だったと思います。

「笹野さん、病室のベッドが用意出来ました。
看護師さんが迎えに来ますからもう少し待っていて下さい。」主治医が言いに来てくれました。

その後、主治医の指示で看護師さんが私に注射をしました。




その途中だった点滴が終わる頃、別の看護師さんが私を迎えに来てくれました。

私と妻は看護師さんと一緒に病室まで歩いて行きました。

病室のベッドは窓際ではありませんでしたが、
長く入院する訳では無かったので特に気になりませんでした。

私はベッドに座り、妻と結婚式の話しをしていました。

「病院で点滴していれば結婚式頃までにはまた安定してくるだろう。」

そんな話しをしながら、パジャマに着替えようとベッドから立ち上がった瞬間・・・、
私は突然気を失ったようでした。

その後の事は全く記憶がありません。。。

気が付くと、そこはさっきの病室ではなく、集中治療室でした。

ベッドの横には妻が心配そうに私を見ていました。

私は何が起こったのか全く分からない状態でした。

現実が把握出来ていませんでした。

「お父さんが『着替える』と言ってベッドから立ち上がった瞬間、気を失ったの。。。
それも後ろにいた私の方に・・・。
あまりの突然の事で本当にビックリしたんだよ。
・・・でも私の方に倒れて来てくれて良かったよ。
もし逆側だったら床の上に頭をぶつけて、それこそ大変な事になっていたかもだから。
考えただけでもゾッとするよ。。。」





妻の話しを聞いて私は何も言えない程ビックリしてしまいました。

私はそれこそビックリするほど『突然』に気を失ったようでした。

私の意識が戻ったことを聞いて主治医が様子を見に来ました。

「笹野さん、意識が戻って本当に良かったです。
ただ、数日間は絶対に安静にしていないとダメですね。。。」

「エッ?結婚式は???」

「ちょっと無理かな。。。」

妻が私に言いました。

「お父さん、今の状態では本当に無理だと思うから
私からみんなに話しておくよ。
寂しいけど結婚式は私ひとりで行くね。
お父さんは今はとにかく一日でも早く退院出来るように頑張ってね。」

「そうは言っても・・・。
バージンロードはどうするんだ?」

「仕方がないから長男にやってもらおうと思う。。。」

「・・・。」

何ともやるせない気持ちでいっぱいでした。。。

 






 

 

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