久々に仕事をしてみるが…

体調が比較的安定していると感じていたある日、
私はいつものようにソファに座りテレビを観ていました。

しかしふと、末娘夫婦の修理途中の車が気になり1階に降りました。

末娘夫婦の車は3月3日に私が一番最初に入院する直前に
修理をお願いされたのですが
その後私は入退院を繰り返してしまったため
結局2ヶ月以上そのままになってしまっていました。


 

久し振りに1階工場のシャッターを開けました。


工場の中には末娘夫婦の修理途中の車が一台、
フロント部分の部品は外しておいたままでした。


私は申し訳ない気持ちと同時に何とかしなければと言う焦る気持ちで車を見つめていました。


 

車に近寄り、修理中だった箇所を覗き込んでみました。

すると、胆汁の容器を入れたショルダーバッグが体の前にズリ寄って来ました。

気になったのでまた背中側に戻しますが、ちょっと動くとまた身体の前に寄って来てしまいました。


私は多少の苛立ちを感じながらも
車を覗き込んでいるうち、知らず知らずのうちに車の修理を始めていました。


私の戻りが遅く気になったのか、妻が2階の自宅から降りて来ました。

作業をしている私を見て妻は言いました。

「お父さん、なにも今しなくても大丈夫だよ。
調子良さそうだけどあまり無理をしないほうが良いよ。」


「ありがとう。
でもこの箇所を終わらせればキリが良いからここまでやるよ。」


それを聞いた妻も手伝い始めました。


久々の『仕事』に何故かホッとする思いでした。


 

車が仕上がるまではまだ時間がかかりそうでしたが
今日のように調子が良い日に少しずつでもやって行けば
そう長くはかからずに何とかなると思いました。


とにかく無理をしない範囲で頑張るしかないと思追いました。


 

この日の『仕事』は妻が手伝ってくれた事もあり、
思っていた以上に早く終わらせる事が出来ました。


明るい気持ちで作業を終え、工場のシャッターを閉め、外階段で2階の自宅へ。

・・・とてもシンドイ。。。


やはり私は肝臓がん末期の患者だと感じてしまいました

『元気な頃は駆け上がって行ったのに。。。』


現実をかみ締めながらゆっくりと階段を上がって行きました。



 

 




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